【クレジットカード付帯の海外旅行保険】欠航遅延・乗継補償が充実しているのはどのカード?
今年、2019年は大型台風が日本に多く上陸し、旅行者で影響を受けた方も多いと思います。
私も帰国便が欠航となり、代替便が翌日となったため延泊することに。
そのため、宿泊費や食事代、チケット振替のために空港のまで行った交通費など、余計に費用がかかりました。
そんな時、どんな補償が受けられるのでしょう?
私が持っているSPGアメックスは補償があるのでしょうか?
今回のことで、航空会社とクレジットカード付帯の海外旅行保険の欠航・遅延補償について、気になったので調べてみました。
欠航・遅延が起きたときの航空会社の補償
まず、航空機に遅延が起きたとき、航空会社は何をしてくれるのでしょうか?
大手航空会社の場合
JALやANAなど大手航空会社は航空券の変更や払い戻しは無料です。
航空会社側の都合(機材トラブルなど会社側のミス)の場合、交通費や宿泊費などの補償が受けられます。
一方、悪天候や自然災害などで運行に影響が出たときは、航空会社にとって不可抗力のため補償はありません。
しかし、代替便の手配など、できる限りのことはしてもらえます。
私の場合、代替便となる翌日の便のチケット(JALは満席だったため、マレーシア航空)を無料で手配してもらえました。
LCCの場合
LCCは例外もあるようですが、基本的に補償はありません。
航空券の変更や払い戻しは無料です。
クレジットカード付帯の補償内容で確認すること!
航空便遅延補償には、乗継遅延、出発遅延・欠航、受託手荷物遅延、受託手荷物紛失の4種類があります。
今回は、乗継遅延と出発遅延・欠航について、取り上げてみました。
保険適用条件、自動付帯と利用付帯
「自動付帯」の場合、クレジットカードを持っているだけで補償が受けられます。
一方、「利用付帯」の場合は、旅行代金をクレジットカードで支払っていないと、補償が受けられません。
海外旅行は「自動付帯」がほとんどですが、国内旅行については「利用付帯」になる場合が多いので、旅行前には確認しておきましょう。
航空便遅延補償の条件とは
乗継遅延費用
航空便を乗り継ぐ予定が、乗り継ぎ地点までの到着便の遅延によって搭乗する予定だった航空便に搭乗することができなかった場合に補償されます。
適用されるポイントは次のとおり!
一般的に、クレジットカードに付帯する乗継遅延費用は、4時間以上の遅延の際に適用されます。
出発遅延・欠航・搭乗不能費用
航空便が出航予定時刻から4時間以上の出航遅延、航空便の欠航などにより、搭乗不能が生じた場合に補償されます。
適用されるポイントは次のとおり!
・当該航空便の出航予定時刻から4時間以内 に代替えとなる他の航空便を利用できないときに適用されます。
・食事代については、欠航・遅延となった便の出発予定時刻から実際の搭乗までに負担した金額が対象となります。
家族特約とは?同行家族の費用も補償されるの?
家族特約がついている場合、カード会員のみならず、家族まで補償がカバーされます。
しかし、‟家族” の範囲は、クレジットカードによって異なります 。
対象でない場合は、一緒に宿泊や食事をしても、本人分の費用しか補償されません。
家族が対象とならない場合は、家族カードの発行によっても対象とすることができるので、旅行前には確認しておきましょう。
※この家族特約は、本人が旅行に行ってない場合も適用されます。
保険金の請求に必要なものは?
クレジットカードによって違いはありますが、一般的に必要とされる書類がこちらです。
遅延補償が充実しているオススメのクレジットカードは?
年会費が安くて補償が充実しているカードはこれだ!
一般的に、遅延補償がついているクレジットカードは、ゴールドカード以上になります。
年会費と補償内容は比例しているわけではありません。
それなら、できるだけ年会費が安くて、補償が充実している方がいいですよね!
そこで、年会費が1万円程度のクレジットカードで比較をしてみました。
参考に、今回私が利用したSPGアメックスも含めています。
乗継遅延も出発遅延・欠航も、オリコカード・ザ・ワールドとセゾンゴールド・アメックスがが3万円と補償が厚くなっていますね。
家族特約がついているのは、dカードゴールドとセゾンゴールド・アメックスです。
出発遅延・欠航で宿泊費まで対象となるのは、セゾンゴールド・アメックスだけです。
こうして比較してみると、セゾンゴールド・アメックスの充実度は素晴らしいですね。
ただし、国内旅行は対象外なので、国内旅行が多い方はdカードゴールドがいいかもしれません。
※この遅延補償も他の補償と同様、保険金額の合算ができます。
複数のカードを所有することで、補償の上乗せをしたり、足りない部分を補ったりできますね。
JALカードとANAカードの補償は?
JALカードもANAカードも、ゴールドカード以上に遅延補償がついています。
しかし、年会費が他のゴールドカードに比べ高額なので、今回の比較対象には含めませんでした。
ただし、JALのゴールドカード以上には、お見舞金制度があります。
遅延、欠航、海外でのパスポート紛失に対して、実際の支出に関わらず、一律2万円のお見舞金が支払われます。
SPGアメックスの補償は?
台風が来る前に私はクアラルンプールに行っており、機材繰りのために私の便も欠航となりました。
チケットの振替は、JALに無料で手配してもらうことができました。
そこで、代替便が翌日となったため、SPGアメックスの遅延補償を申請してみました。
まず、プラチナデスクに電話して、どのような手続きをするのか聞いてみることに。
聞かれたことは、こちらです。
・マリオットの会員番号と本人確認
・欠航になった便名
・実際に搭乗した便名
・食事代の金額
・振込先の銀行名と口座番号
ちょっと拍子抜けでしたが、電話だけで申請が済んでしまいました。
SPGアメックスは家族特約がついていないため、食事代のうち私が食べた金額のみとなります。
たまたま、主人もアメックスカードを持っていたため、主人のカードの確認と銀行口座を聞かれ、それぞれの口座に食事代の半分ずつが、1週間程度で振り込まれました。
簡単な申請で済むのは、ありがたいですね。
まとめ
これまで遅延補償を重要視していませんでしたが、今回は帰国便が欠航となり、クレジットカードの補償を見直しました。
カードの年会費が安くて補償内容が充実しているカード、セゾンゴールド・アメックスはコスパ最強!!
LCC利用時や、台風シーズンも安心です。
1回補償を受けるだけで、簡単に年会費の元が取れちゃいますね!